トラフィック・ストッパー

wowowの番組で、アデル特集やってた。


アデルはアルバム21しか聴いたことないけど、21に入ってる曲全部好き。


Rolling In the DeepのMVを見て、
その歌声とヴィジュアルに度肝抜かされて、聴きはじめたクチ。


不思議なのは、
「アデル最高ー!」と思う前に、そうなっていたこと。自然に。
ビヨンセか誰かが、「神の歌」って言ってたけど、すごく分かる。


そして、恥ずかしいことに、
今回wowowで特集見て、初めて書かれている歌詞の内容を知りました。


ほぼ(全部だっけ?)彼女の失恋をもとに作った失恋ソングだとか。


そうなんだー!知らなかったー!
でもね、歌詞の意味を読みながら、「Someone Like You」を聴いたら、涙が出てきた。
なんて、
なんて、いい歌なんだ。音楽ももちろんながら、歌詞も良すぎる!!


アデル、最高。


で、次に出たアルバムが25。
アルバムタイトルを年齢にするのもいいよね。ステキ。彼女の年を重ねる過程もわかるし。


本人曰く、
前回21が「失う」だとすれば、今回25は「償い」と形容するそう。


彼女は、恋愛のことならみんなが共感できるから、それを歌にする、って言ってて。
今、彼女が歩んでいる道は、
私みたいなのとは全然違うんだろうけど、
でもその恋愛に対する気持ちとか、そういうのは同じで、、
それはやっぱり「共感」なんだなと思った。


Helloもその時初めて歌詞を知ったんだけど、その気持ちもすごく分かる。


私も10代後半とか若いときは、
失恋して、ただツライ気持ちでずっと引きずって、、
でもそれが何年かして大人になるにつれて、
自分も悪かったな、とか、あの時こうしていたら、とか思うようになってくる。
アデルも同じことを言ってて、不思議だった。でもきっとみんなそうなんだと思う。


10代のころは、背伸びして、わかったフリして、今の自分がすべてだと思って。
だから、余計に傷ついたり。余計に喜んだり余計に悲しんだり怒ったり。
でもそれって、今から思うと、本当に青春で輝いてたよね。
話変わるけど、
にこるんが「高校生の失恋って、けっこうツライんですよ」って言ってたことがすごくよく分かる。
それって大人になったから思うことなのに、
そう言えるにこるん、すごい。わかってんじゃん。

でも20代半ばころから、
だんだんまわりとか見え始めてきて、なんとなく世の中の真偽も分かってきて。
色々なこと上手にこなせるようになってきたり、予測できるようになってきたり、
だから余計にツライ思いしないように、「予防」するようになってきたりもして。
リスク回避というか。

あんなふうにまた傷つきたくないから、
飛び出せない、踏み込めない。過去に傷つけば傷ついたほど。

「ケガの数だけ、小さくなって」
っていう、ウルフルズの暴れだすの歌詞が、本当にその通りだと思う。

歌って、やっぱすごい。